お金の話

【何から覚えたらいいか分からない?】投資初心者が覚えるべき用語【アルファベット3文字用語は基本不要!】

投資初心者が覚えるべき用語

投資初心者が覚えるべき用語は意外と少ない

おはこんばんにちは。

日本で投資に興味のある人が、もっと増えてくれるといいなと思っている今日この頃です。

しかし興味があっても、投資について調べると専門用語が出てきて「もう嫌だっ!横文字嫌いっ!」ってなる人も多いと思います。

私もそうでしたが、投資について調べると、ROAとかEPSとか…難しそうな用語が沢山出てきて、何それ美味しいの?ってなるんですよね(笑)

そこで今日は、初心者が最初に戸惑うであろう投資用語について書きたいと思います。

最低限必要な用語はそんなに多くありません!

これだけ知っていれば、十分投資を始められます。

何を隠そう投資歴たったの5ヶ月の私が言うのですから、間違い無く投資を始められ(て)ます(笑)

(初心者の私が言うからこそ不安だという意見も 笑)

投資について完璧に調べあげてから始めるよりも、早く投資を始めて、時間を味方につけたほうがいいよ!

紹介する用語は私が知っているもののみになりますので、これから紹介する用語を知っている(イメージできる)だけで投資の世界に飛び込めます。

(私はこの程度の用語しか知りませんが、少なくとも投資をしていて不自由はありません)

投資初心者が覚えるべき用語

用語をイメージしやすいように、私なりに簡単に書き出してみます。(イメージなので、そんなに難しくないと思います)

現状、私の理解は正確ではないかもしれませんが、この程度のイメージを持っているだけでも投資をする上で全く困っておりません(笑)

投資の基本

自己責任

投資の用語じゃないけれど、まずはこれ(笑)

「誰かが言ってたから」、「雑誌で見たから」で投資商品を買うのはやめましょう。

「銀行員が言ってたから」も同じです。彼らは投資のプロではありません。(それどころか、投資経験があるのかすらも怪しいです 笑)

投資は自己責任なので、自分の頭で考え、判断してから買いましょう。

もちろん、これは私にも当てはまります(笑)

リスク

リスクとは、どれだけ損するか…ではありません。

価額の「振れ幅(値動き)」がどのくらいあるかです。(通常、標準偏差で表されますが、標準偏差について詳しく知らなくても問題ありません)

価格の振れ幅なので、損することだけでなく、予想より大きな利益が得られることもリスクとなります。

投資をする上では、自分が取れるリスクがどの程度か見極める必要があります。

目標を達成するために必要なリスクだけを取るようにして、過剰なリスクを取りすぎないように注意ですね!

リターン

投資することで得られる利益のことです。

リスクとリターンは表裏一体の関係にあり、高いリスクを取れば高いリターンを得られますが、低いリスクしか取らなければ、その分低いリターンしか得られません。

リスクとのバランスを考え、自分の目標にあったリターンを目指すのが良いと思います。

投資対象

投資信託

イメージとしては、株式や債券をおかずとして入れた詰め合わせ弁当みたいなものです。

投資信託は株式や債券などに投資しますが、自分で運用するのではなく、プロの運用機関にお任せします。

しかも100円から投資ができるため、少額から積み立て投資がしやすいです。

自分で何かをすることはありませんが、人にお任せするため手数料がかかります。

人にお任せなので何もする必要はありませんが、逆に言えば何も出来ないことになります。

(ちなみに、日本の投資信託の9割は腐った弁当だと思ってください 笑)

ETF

「横文字キター!アルファベット3文字やめてーっ!」

…と思うかもしれませんが、安心してください。紹介するアルファベットの用語はこれだけです。

しかも、それほど難しくありません。

投資をする上で関係のない人もいます。(私もまだ関係ありません 笑)

ETFとは上場投資信託と呼ばれるものです。

投資信託との違いは、株式上場しているためいつでも自由な価格で売買できます。

(投資信託の場合は、1日1回発表される基準価額でしか売買できません)

また、投資信託と比較して、人を介す機会が少ないため手数料(運用管理費用等)が安いです。

ただし、ETFは100円からといったような定額投資は出来ません。

最低1口分を買えるだけのお金を用意する必要があります。

最近は、高配当ETFと呼ばれるETFが人気のようです。

投資先(運用方法)

個別株投資

トヨタとかパナソニックとか、特定の企業の株式に個別に投資することです。

投資信託よりもリスクが高く、最悪、投資した企業が倒産した場合、投資したお金は戻ってきません。

その反面、投資した企業が成長すれば、大きな利益を得ることが出来ます。

複数銘柄を購入して、分散投資するのが一般的です。

インデックス投資

指数(インデックス)に連動するように投資する手法です。

指数というは、日経平均とかTOPIXとか、ニューヨークダウなんて呼ばれている市場全体の値動きのことです。

このインデックス投資の運用成績としては、市場平均を目指します。

市場平均を目指すため、経済成長期が続く限り、長期的には無難な利益が得られます。

また、指数に連動するように投資するだけなので、アクティブ投資商品と比較してインデックス投資商品は運用管理費用が安い傾向にあります。

アクティブ投資

市場平均以上のリターンを目指す投資です。

そのため、インデックス投資と比較してリスクは高くなります。

また長期的に見ると、インデックス投資商品よりも高い成績を出しているアクティブ投資商品の割合は約2割です。

つまり、長期的に見ると約8割のアクティブ投資商品はインデックス投資商品に負けることになります。

ですが、一部のアクティブ投資商品はインデックス投資商品を上回る成績を出しています。

投資手法

分散投資(投資先の分散)

1つの企業の株式しか保有していない場合、業績が好調な時には莫大な利益を得られます。

しかし、その企業の業績が悪化した際に、大きく資産が減ることになります。

最悪その企業が倒産した場合、投資したお金が無くなってしまう恐れもあります。

これは、非常にリスク(値動き)が大きいですね。

そこで、複数の企業の株式を購入したり、債券を組み入れたりして、リスクをコントロールしてあげます。

これが投資先の分散になります。

具体的には…

100社の株式を均等に保有すれば、1社が倒産しても資産に与える影響は1%です。

100社全体の株式のリターンが3%もあれば、1社倒産しても全然プラスですね。

基本的に投資信託は、分散銘柄数の違いはあれどある程度は分散されています。

ドルコスト平均法(時間分散)

「定期的」に「定額」で投資商品を購入していく投資手法で、初心者にとっては伝家の宝刀となります(笑)

具体的には…

例えば毎月1日に定額40,000円を購入するだけという簡単な方法なのですが、かなり有効な投資手法です。

  1. 1口20,000円の投資信託を購入するとして…
    • 1月1日に40,000円分購入すると、2口買えます。
  2. その後、1口40,000円まで値上がりすると…
    • 2月1日に40,000円分購入しても、1口しか買えません。
  3. その後、1口10,000円まで値下がりすると…
    • 3月1日に40,000分購入すると、4口買えます。

つまり、「定期的」に「定額」で購入することによって、価額が高いときには少ない口数しか買えず、価額が低いときには多い口数買うことを自動化できます。

長期投資×インデックス投資×ドルコスト平均法の組み合わせは非常に強力な投資手法だよっ!
(非常におすすめ!)

手数料

運用管理費用

投資信託を運用する際にかかる費用(手数料)になります。

運用管理費用は、投資信託を保有しているだけでかかる費用です。

払っている自覚が無くても、日々少しずつ支払っています。

一般的にインデックス投資よりもアクティブ投資の方が高い運用管理費用となります。(アクティブ投資の方が多くの人件費等がかかるため)

また、同じ値動きに連動する投資商品であっても、運用管理費用に違いがあります。

そのため、特にインデックス投資の場合には、自分の選んだ指数に連動する投資信託の中から運用管理費用の安いものを選ぶようすると良いです。

販売手数料

投資信託を購入する際に支払う手数料です。

つまり、販売手数料が設定されている投資商品を購入した時点で、一時的に資産が減ります(笑)

最近では販売手数料が無料のものが多くなっているようです。

また、つみたてNISAなどの対象商品は基本的に販売手数料が無料のものしかありません。

しかし、銀行や証券会社の窓口販売で勧められる商品は1~3%の販売手数料がかるものも多いので注意です!

運用口座

つみたてNISA口座

投資初心者におすすめの口座です。

投資を始める際には、この口座で運用することから始めるといいと思います。

つみたてNISAとは、少額投資非課税制度とも呼ばれます。

この口座では、年間最大40万円まで投資できて、その運用利益に対して20年間非課税となります。

20年経った際には必ずしも売却する必要は無く、自動的に特定口座へ移されます。(その際に、非課税となる措置がとられます)

ただし、つみたてNISAで購入することができる商品は限られており、金融庁お墨付きの商品しか購入することができません。

裏を返せば、ぼったくりの手数料を取る投資商品を金融庁がある程度除外してくれていますので、資産形成に適切な商品を購入しやすくなっています。

特定口座

投資信託や株を売買して得られた利益には、約20%の税金がかかります。

一般口座では自分で税金を計算し納税する必要がありますが、特定口座では納める税金を証券会社が自動で計算してくれて、さらに納税まで済ませてくれます。

つみたてNISA口座を年間40万円分使い切っている場合には、特定口座で資産を運用していくことになります。(iDeCoもアリです)

よく出てくる用語

ここから先は目標設定の際など、知っていると様々な場面で役に立つ用語や投資をする上で有利な用語になっています。

ほぼ必須級の重要な用語ですが、イメージがつかめるだけで十分です。

特に「アセットアロケーション」は資産形成において非常に重要な用語になっています。

企業価値

時価総額

企業の株価×発行株式数で表されますが、「なるほど、よくわからんっ!」という人は、その企業の価値と思ってもらえれば問題ありません。

企業の成長が見込まれると株価が上昇するため、時価総額が上がります。

逆に言えば、企業の価値÷発行株式数=株価になるため、発行株式が少なければ株価が高くなります。

よく、「A社の株価よりもB社の株価の方が高い」という話をしている人もいますが、企業価値を株価で比較しても意味がありません。

企業の価値は、株価ではなく時価総額で見なければなりません。

時価総額加重平均

これは説明が難しいです。分散投資する際などに使われるのですが、時価総額(企業の価値)に応じて重み付けをすることです。

初心者の中には何を言っているか分からないという人も多いと思いますが、簡単に言えば、市場(指数)に与える影響が大きい大企業の株式比率を高めにして、市場に与える影響の少ない企業の株式比率を低めに設定するということです。

このようにして株式を保有する方法がよく出てきて、これを時価総額加重平均どおりに保有すると言います。

具体的には…

例えば、企業価値10,000円のA社(株価1口10円)と、企業価値1,000円のB社(株価1口10円)があった場合には、それぞれの株式を均等に10口ずつ(A社100円+B社100円)保有するのではなく、投資する企業の価値の割合に応じてA社10口(100円分)とB社1口(10円分)を保有するということです。

常に時価総額加重平均どおりに保有すると、成長している企業の株式保有比率は年々上がっていき、業績が低迷してる企業の株式保有比率は下げることができます。

資産配分

アセットアロケーション

各資産の保有比率(資産配分)のことです。

資産運用をする際には、例えば、株式40%、債券30%、金20%、現金10%などの資産配分を考えます。

この資産配分のことをアセットアロケーションといいます。

株式100%の資産配分だと「資産の増減(リスク)が激しくて眠れないよっ!」って人もいますよね。

しかし、その場合には株式の比率を落として、株式40%、債券50%、金10%などにすれば、資産を増やしつつも資産全体の増減が抑えられます。

このようにして、自分にとって適切なアセットアロケーションを組むことが大切です。

特に若い時はリスクを取ることが出来ますが、年齢が上がるにつれてリスクを取ることが難しくなります。

アセットアロケーションは常に一定のものではなく、自分の生活状況に合わせて変更していくものになります。

リバランス

自分が決めた資産配分(アセットアロケーション)を再調整することをいいます。

例えば、株式50%と債券50%を保有すると決めたとします。

その後、仮に株式が上がり続けたとすると、資産配分は当初決めた株式50%と債券50%という割合が変わって、株式70%と債券30%といった状態になります。

このような状態から、当初決めた株式50%と債券50%に調整する作業をリバランスといいます。

具体的には、株式70%と債券30%のうち、株式を20%分を売却して債券を20%分購入することで、株式50%と債券50%の資産配分に戻します。

また、株式の購入を一時停止して、債券のみを買い続けることでも、株式50%と債券50%の割合にリバランスすることができます。

なお、当初決めた資産配分が多少ズレたとしても、頻繁にリバランスを行う必要はありません。

年に1回程度、資産全体を見直してリバランスすると良いようです。

ポートフォリオ

アセットアロケーションと似ていますが、アセットアロケーションは株式や債券、現金といった資産配分であるのに対して、こちらは商品(銘柄)の構成を指します。

例えば、米国のS&P500に20%、日経平均インデックスに30%、GLD(金)に20%、Appleに20%、トヨタに10%みたいな感じですね。

組んだポートフォリオによって、リスクやリターンが変わってきますので、アセットアロケーションと同じくとても重要な要素です。

利益

キャピタルゲイン

簡単に言うと、値上がり益のことです。

株式や債券、投資信託といった金融商品は、買ったときの価格よりも高い価格で売ることが出来れば利益が出ます。

この売買差益をキャピタルゲインといいます。

一般的に株取引のイメージはこちらですかね。

インカムゲイン

投資は金融商品を売った時にだけ利益が出るわけではありません。

株式や債券、投資信託、ETFを保有しているだけで受け取ることができる利益があります。

これをインカムゲインといいます。

具体的には、株式の配当金や、債券の利息のほか、株主優待もインカムゲインの一種になります。

インカムゲインはキャピタルゲインとは違い、売買の必要はありません。金融商品を保有しているだけで受けるとことができます。

レバレッジ(初心者はやらないこと)

少ない投資額で大きな金額の投資を行える仕組みのことです。

よく、「てこの原理」に例えられます。

10万円の投資額に対して10倍のレバレッジをかけると、100万円投資が可能となります。

レバレッジについて知らないと危ないので、少し説明したいと思います。

レバレッジかけるとどうなるか具体的に見てみます。(今回はわかりやすいように簡単に説明してます)

値上がりした場合

例えば、とある株が20%値上がりしたとします。

10万円を投資していると12万円となりますね。

この場合は、10万円投資したことで、+2万円の利益が出たことになります。

ここでもし、10万円投資して10倍のレバレッジ(100万円分)投資していた場合、20%の値上がりで120万円となります。

売買の差額は20万円となりますね。

投資元本10万円が、20万円に増えました。

つまり、10万円投資したことで、+10万円の利益が得られます。

「同じ10万円を投資するなら、レバレッジかけた方がお得じゃんっ!」と思った方、少し待ってください。

ここにも投資の落とし穴があります。

今度は逆に、とある株が20%下がった時を考えてみましょう。

値下がりした場合

10万円投資していた人は、-2万円の損失なので、元本が8万円となります。

では、同じく10万円投資して10倍のレバレッジ(100万円)投資していた場合は、20%値下がりしたことで、80万円となります。

つまり、売買の差額は-20万円ですね。

なんと、投資元本の10万円が、-10万円になってしまいました。

レバレッジをかけない通常の株式購入であれば、たとえ投資した会社が倒産しようと投資した10万円が0円になるだけです。

しかし、レバレッジ投資の場合は、元本割れどころか、それ以上の損失を被ることもあります。(実際にはロスカットがありますが…)

初心者は安易にレバレッジ投資に手を出さない方がいいと思います。

また、インデックス投資などに長期投資する場合、レバレッジ投資すると逓減性により利益が出にくくなりますので、極力やめたほうが良いかなと思います。ここは難しいので機会があれば、また書きます。

投資用語が無数にあるから難しく感じる

投資用語は覚えきれないほど沢山あります。

全て完璧に覚えている人なんて、この世にいないのでは?と思うほど無数にあります。

そのためか、投資は難しい用語が沢山あって、それを「使いこなせないと損する」というイメージがありますよね。

でも、実際はそんなことはありません。

「リスク」の意味を誤解していたり、「ドルコスト平均法」を知らないというだけで、理解してしまえば投資はそれほど恐れるものではありません。

単にこれらについて学ぶ機会が無いだけだと思います。

義務教育でも、その後の高等教育でも教えてくれません。

最近では、教育の場に金融教育を取り入れようとする動きもあるようですが、具体的な内容にまで踏み込んで教えられるとは思えません。

まず、教師の金融リテラシーがそれなりに高くなければいけませんからね。

家庭においても、親の金融リテラシーが低ければ、子供が学ぶ機会は少ないでしょう。

今回書いた用語も、それほど難しいものはありませんし、理解してしまえばすぐにでも投資を始められます。

まだまだ紹介しきれていない用語もありますが、まずは勇気を持って投資の世界に飛び込んでみると理解も早まると思います!

投資は必ず少額から初めてくださいねっ!)

いつも通り、想像以上に長くなってしまった…ごめんなさい(反省)

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