投資はギャンブル？
先日、母に「投資を始めた」って話をしたところ、「ギャンブルはしない方がいい」と言われました。
過去には私も、投資はギャンブルに近いと思っていたのですが、今では投資をギャンブルとは思っていません。
投資の世界に足を踏み入れている人はわかると思いますが、投機（ギャンブル）と投資には明確では無いですが、違いがあります。
中には投資と思って、実はギャンブルをしている人もいるかもしれませんね。
以下、私の中での投機と投資の違いをまとめてみました。
投機（ギャンブル）とは？
マイナスサムゲーム（又はマイナスサムゲーム）であるものが投機だと思っています。
良い例が競馬やパチンコですね。
競馬を例に例えると、馬券購入者全員の失った金額と増えた金額を合計すると0にならないんですよね。（これがマイナスサムゲーム！）
競馬の場合は大体25％のマイナスになります。
これは、掛け金の25％が（JRA）中央競馬会に入り、残りの75％を馬券購入者に還元しているからです。
つまり、馬券購入者の期待値は掛け金の75％になるため、何回かは勝ててもずっと続けていくと馬券の総購入額の75％の金額までお金が減ります。
10,000円分馬券を購入すると、7,500円になって返ってくる計算です。
ちなみに、もっとえげつないマイナスサムゲームもあります。
皆さん大好きな「宝くじ」です！
その還元率は…なんと驚異の約50％！
10,000円分購入すると、5,000円になって返ってくる計算です。
夢を買うとはよく言ったもの…恐るべし！
投資とは？
ギャンブルとは異なり、プラスサムゲームであるものが投資と考えています。
全てとは言いませんが、株式や債券、投資信託の購入は参加者全員が勝てる可能性のある投資だと思います。
（ただし、ぼったくりの手数料を取る投資信託や毎月分配型の投資信託…君たちは基本ダメだ！）
そもそも株式の配当金は企業が作り出した利益を株主に還元しているだけです。
分かりやすく例えるなら、企業が10,000円を元手にして12,000円の価値を生み出したため、2,000円を株主に還元しているだけということです。
この場合には、誰も損する人いないんですよね。これが参加者全員が勝てる可能性のあるプラスサムゲームです。
また、私には出来ませんが、FX投資で継続的に利益を出している人もいます。
そういう人にとっては、FXは投機では無く投資なんですよね。（私にとっては現在のところ投機に近いんですが…）
このあたりは投機と投資の線引きが曖昧なところです。
投資の定義は人により異なる
一応断っておくと、投機と投資の違いは人によって多少異なると思います。
マイナスサムとプラスサムで分ける人が多いと思いますが、違う考えの人もいますよね。
例えば、
- 継続的にお金を生み出すものに出資するのが投資
- 資産価値のあるものに出資するのが投資
あたりですかね。
このあたりは、人によって定義が異なるとは思いますが、少なくとも「マイナスサムゲームに出資するのが投資という人はいない」と思います。
私もこのあたりを肝に銘じて「投資」をしていきたいと思います。
いうか、投資を始めるなら投機と投資の違いは大切ですね。
