お金の話

投資信託おすすめファンド2022(投資初心者向け)

2022年におすすめの投資信託

はじめに

紹介する商品は初心者を対象に、購入時手数料、信託財産留保額(解約時手数料)が無料のインデックスファンドになります。

アクティブ商品は初心者におすすめ出来ないため、紹介はしていません。

また、つみたてNISAの対象商品から選んでいますので、NASDAQ100指数に連動する商品などは紹介していません。

その他、投資商品を選択する際に抑えてきたいポイントを以下にまとめました。最低限これくらいは確認してから投資した方が良いと思います。

ベンチマーク投資商品の指標を表します。
どの国の何に投資するかを把握できます。
純資産大きいほど安定した運用が可能となります。
小さい場合は繰上償還の可能性が高くなります。
繰上償還になると強制的に資産が清算されてしまいます。
信託報酬
(運用管理費用)
商品を保有しているだけで支払う必要のある経費率です。
運用金額に応じて経費率分の経費を支払います。
設定日商品の運用が開始された日になります。
設定日が古いほど歴史ある投資商品となります。

資産運用は自己責任で行ってくださいね!

2022年におすすめの投資信託

全世界株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンドは、特定の国や企業に投資するのではなく、世界経済全体の成長に投資する金融商品です。

どの国が成長するか、どの分野が成長するか分からないけれど、世界全体で考えれば成長すると考える場合におすすめのファンドになります。

ただし、世界中の企業の時価総額を合計すると、その半分以上を米国企業が占めるため、全世界株式インデックスファンドを購入しても半分以上は米国に投資しているのと同じであることに注意が必要です。
(つまり、値動きは米国の影響を強く受けます)

紹介する以下の4つは、特におすすめできるファンドになります。

SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(全世界株式))

ベンチマークFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
純資産約490億円
信託報酬0.1102%程度(税込/年)
設定日2017/12/06

SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(全世界株式))は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(GACI)に連動する投資信託です。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは中小型株を含む全世界の約8,000銘柄で構成されている指数であるため、この投資信託を購入することは、全世界の約8,000社の株式を保有しているのと同じ意味を持ちます。

SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全世界株式)

ベンチマークFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
純資産49億円
信託報酬0.1438%程度(税込/年)
設定日2020/01/31

SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(全世界株式))と同じくFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとしますが、こちらはバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカーシンボル:VT)に投資します。

「バンガード」とはバンガード社のことで、世界的に有名な資産運用会社になります。そのバンガード社が提供している投資商品の1つがバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(上場投資信託)となります。

通称ではティッカーシンボルである「VT」と呼ばれており、世界的に有名な投資商品となっています。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

ベンチマークMSCIオール・カントリー・ワールドインデックス
純資産4,200億円
信託報酬0.1144%以内(税込/年)
設定日2018/10/31

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCIオール・カントリー・ワールドインデックス(ACWI)に連動する投資信託です。

MSCIオール・カントリー・ワールドインデックスは全世界の大型株約2,900銘柄で構成されている指数です。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとの違いは、中小型株を含むかどうかになります。

MSCIオール・カントリー・ワールドインデックスに中小型株は含まれていませんが、それでも全世界の株式の約85%をカバーしています。

そのため、指数の動きはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとほとんど同じになります。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(のぞく日本)

ベンチマークMSCIオール・カントリー・ワールドインデックス(除く日本)
純資産約1,160億円
信託報酬0.1144%以内(税込/年)
設定日2018/03/19

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)から日本を除いたものになります。

当然ですが、指数の動きは三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とほとんど同じになります。

すでに日本企業に投資していたり、将来の日本の成長に期待ができないと思う場合には、こちらの商品を購入することも1つの選択肢になります。

全米株式インデックスファンド

全米株式インデックスファンドは、高成長を続ける米国市場全体に投資する投資商品です。長期的に年利5%を上回るリターンが見込める優れた投資先の1つです。

直近20年間のリターンでは全世界株式インデックスファンドを大きく上回っており、米国が世界の株価指数を引き上げていると言っても過言ではありません。

しかし、良くも悪くも米国一局集中投資になる点には留意が必要です。

SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)

ベンチマークCRSP USトータル・マーケット・インデックス
純資産約540億円
信託報酬0.0938%程度(税込/年)
設定日2021/06/29

SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資信託です。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは米国株式のほぼ全て(約4,000銘柄)をカバーしているため、この投資信託を購入することは、米国市場全体に投資しているのと同じ意味を持ちます。

特にSBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)は、優良ETFであるバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカーシンボル:VTI)に投資します。

VTIは非常に人気のファンドとなっていて、手間をかけずに低コストでVTIに投資したい場合には、こちらの商品がおすすめです。

楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド (愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

ベンチマークCRSP USトータル・マーケット・インデックス
純資産約200億円
信託報酬0.162%程度(税込/年)
設定日2017/09/29

SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)と同じく、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資信託です。

SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式)は楽天証券での取り扱いが無いので、全米株式インデックスファンドに投資をしたいけれど、楽天証券にしか口座開設していない場合には、楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド (愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))が最適となります。

S&P500連動型ファンド

S&P500連動型のファンドは、世界的に有名な株価指数である米国のS&P500を指標にしています。

S&P500はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している指数で、米国の主要企業約500社の株価指数です。

S&P500に連動する代表的な商品としては、以下のものがあります。

ETF(ティッカーシンボル)資産総額
Vanguard S&P 500 ETF(VOO)約30兆円
iShares Core S&P 500 ETF(IVV)約35兆円
SPDR S&P 500 ETF Trust(SPY)約42兆円

この3商品だけでも日本の国家予算とほぼ同じ資産総額です。それほどまでに人気の商品だということですね。

S&P500連動型のファンドは、米国を代表する選ばれた企業約500社に投資したい場合におすすめの投資先になります。

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)

ベンチマークS&P500指数
純資産約4,600億円
信託報酬0.0938%程度(税込/年)
設定日2019/09/26

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)は、S&P500指数に連動するバンガード・S&P500ETF(ティッカーシンボル:VOO)に投資します。

バンガード・S&P500ETFは世界的に有名なETF(上場投資信託)であり、その資産総額は30兆円以上、運用成績は長期で右肩上がりとなっています。

なお、ベンチマークであるS&P500指数は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスとほぼ同じ動きをしますので、S&P500連動型ファンドと全米株式インデックスファンドの運用成績に大きな差はありません。

つまり、米国の主要企業500社に投資するか、米国全体に投資するかの好みになります。

特にこだわりが無いのであれば、コストを基準に商品を選択するか、より銘柄が分散されている全米株式インデックスファンドを選択するのが良いと思います。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

ベンチマークS&P500指数
純資産約9,680億円
信託報酬0.0968%程度(税込/年)
設定日2018/07/03

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)と同じく、S&P500指数に連動する投資信託です。

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)と比較して、信託報酬が0.003%高くなっていますが、誤差程度なので運用成績に影響を与えるレベルではありません。

なお、SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)は楽天証券での取り扱いが無いので、楽天証券にしか口座開設していない場合には、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。

先進国株式インデックスファンド

SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(先進国株式))

ベンチマークFTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス
純資産約90億円
信託報酬0.1022%程度(税込/年)
設定日2018/01/12

SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(先進国株式))は米国、日本、イギリスなどの先進国企業約5,700社に投資する投資信託です。

先進国株式インデックスは新興国に期待が持てない、先進国の将来に期待している場合の投資先となります。

また、投資先の約60%が米国であるため、全世界株式インデックスファンドと同様に、値動きは米国の影響を強く受けることに留意が必要です。

なお、FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックスはFTSEインターナショナル社が算出している先進国の株価指数になり、特徴としては投資先に日本と韓国が含まれています。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

ベンチマークMSCIコクサイ・インデックス
純資産約290億円
信託報酬0.1023%以内(税込/年)
設定日2017/02/27

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出しているMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託です。

MSCIコクサイ・インデックスは、先進国企業約1,300銘柄から構成されており、これは先進国企業の時価総額の約85%をカバーしています。

そのため、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを購入することは、先進国企業約1,300社の株式を保有することと同じ意味を持ちます。

なお、SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(先進国株式))と違い、投資先に日本と韓国は含まれていません。

そして、米国への投資比率が約70%となる点にも留意が必要です。

ニッセイ-<購入・監禁手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

ベンチマークMSCIコクサイ・インデックス
純資産約3,570億円
信託報酬0.1023%以内(税込/年)
設定日2013/12/10

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとほぼ同じ投資信託です。

ただし、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの方は、純資産総額大きくなると信託報酬が低く抑えられる受益者還元型信託報酬が設定されています。

誤差程度ではありますが、特にこだわりがなければ三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを選択するのが良いと思います。

バランスファンド

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

ベンチマーク合成ベンチマーク(複数の指数が対象)
純資産約1,320億円
信託報酬0.154%以内(税込/年)
設定日2017/05/09

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、この商品1本で、株式・債券・リートに対して国内外を均等に投資できます。

具体的には、以下の資産に均等に投資します。

投資先割合
国内株式12.5%
先進国株式12.5%
新興国株式12.5%
国内債券12.5%
先進国債券12.5%
新興国債券12.5%
国内リート12.5%
先進国リート12.5%

一見するとバランス良く投資することでリスクが抑えられているように感じますが、注意点が多い(意外とリスクが大きい)ので強くおすすめはしません。しかし、低コストでこれらの資産に分散投資ができるため紹介しておきます。

特につみたてNISAなど、債券ファンドが必要な場合に検討されるファンドの1つです。

なお、リート(REIT)とは不動産投資信託のことで、リートを保有している複数の投資家で不動産の一部を保有するようなイメージになります。

まとめ

以下に投資信託を選択する際の考え方と、それに対応するおすすめファンドをまとめましたので、参考にしてください。

考え方おすすめファンド
どこの国が成長しそうか分からない!
1つの国に集中投資は怖い!
今後も米国が成長するとは限らない!
全世界株式インデックスファンド
これからも世界の成長は米国次第!
米国が強いと思うけど分散投資したい!
全米株式インデックスファンド
米国全体よりも主要企業に絞りたい!S&P500インデックスファンド
株式だけじゃ不安!
債券や不動産にも投資したい!
バランスファンド

よく議論にもなりますが、全世界株式インデックスファンドと全米株式インデックスファンドのどちらが良いと思うかは個人の考え方次第です。

運用期間にもよりますが、投資に対して不安があるのであれば、全世界株式インデックスファンドをおすすめします。

また、米国に集中投資するとしても、銘柄分散の観点からS&P500インデックスファンドよりも全米株式インデックスファンドをおすすめします。

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