お金の話

FIREするためには何を考えればいいの?

FIREするためには何を考えればいいの?

FIREまでの戦略

FIREを目指すにあたり、何となく余剰資金を投資しておけばいいだけじゃないか?何の株を買えばいいんだ?

…と思っている人も多いけれど、それで現実にFIREできる人は少ないと思う。

FIREを目指すには、明確な戦略を決めておかなければならなくて、

戦略というのは、「いくら投資するか?」とか「何に投資すればいいか?」ではなく、

「何歳までにいくら必要か」、「どう取り崩したらいいか」、「自分のリスク許容度はどのくらいか」といった情報を整理してFIREまでの道筋を立てることが必要なんですよ、はい。

でもその道筋は人それぞれの置かれている状況が違うので、自分で答えを見つけないといけないのが悩みどころ。

  1. 現在何歳か?
  2. 何歳まで働く予定なのか?
  3. 結婚してるのか?子供はいるか?
  4. 家族の状況は?
  5. 健康状態は?
  6. 持ってる資産は?
  7. どのくらいのリスク許容度があるか?
  8. 老後はどうするのか?

などなど、人によって違うと思う。

自分で道筋を立てるためには正しく自分の状況を把握し、そしてある程度の勉強が必要になる。

「何の株を買えばいいか?」なんてものは、もうすでに理論的な答えは出ているけれど、本当に難しいのは自分の置かれてる状況に合わせて最適化すること。

このあたりは、お金について勉強すればするほどわかるようになるが、最初は意味がわからないと思う。

前にも一度書いたことがあるけれど、具体的に私の例をあげてみる。

私自身のFIRE達成までの考え方

現在の状況

自分の状況を整理すると、

  1. 年齢は36歳
  2. 嫁さんは49歳
  3. 嫁さんは残り10年くらいしか働けない
  4. 子供はいない
  5. 賃貸住まい
  6. 貯金無し

などなど…

特徴的なのは夫婦の年の差が13歳もあること。

そして昔は貯金が無かった笑

(今も貯金は無いけれど)

目標年齢と目標額

自分が52~53歳までに1億円くらいを持ってリタイアしたいと思った。

何故52歳でリタイアかというと、その時に妻は65歳だから。

健康なうちに旅行に行ったり美味しいものを食べるには、まぁ、このくらいの年齢にはリタイアしたい。

そして、1億円というのは適当な金額ではなく、トリニティ・スタディという研究の4%ルールというものを基にしている。

目標額を設定するのにも根拠はあって、それだけでも勉強が必要だった笑

(でも、たぶん私の場合には8,000万円くらいが現実的で1億円達成は無理だと思う笑)

リタイアしたあとは?

リタイア後は旅行に行きたいなー、と思ってる。

その後は福祉施設にでも入って老後を過ごすつもり。

このあたりは子供もいないので自由ですねー。

お金は大丈夫なの?と思うかもしれないれど、

1億円くらいあれば年間300万円くらいは使える計算ので、年金と合わせてなんとかやっていけるかなと…。

ここはさっき出てきたトリニティ・スタディを基に考えている。

まぁ、私の計算にはインフレが加味されていないので実際どうなるかわからないけれど笑

目標達成の手段

老後のことまで考えて、それからやっと目標達成の手段を考え始めるのが正しい順番だと思う。

ちなみに私は「本業+投資」で達成しようとしている。

自分の労働力でで生活費を稼いで、余剰資金にもお金を稼いでもらうという大谷翔平ばりの二刀流。

なぜ投資を選んだのか?

FIREするために投資は必須ではなく、副業で稼いでもいいし、自営業で稼いでもいい。なんならギャンブルでもいい。

方法はいくらでもあるけれど、なぜみんな投資を選ぶかというと、それが手っ取り早くて簡単だから笑

しかも、何もしなくてもいいから笑

自分もそうで、Amazonとかmercariとか副業に使えそうなものを利用してみたけれど、

まぁー、発送が面倒くさい笑

商品のリサーチも面倒くさい笑

とにかく面倒くさい笑

そんな時間あるならゲームしていたい笑

そんな感じで「あ、もう投資だけでいいや笑」となった。

ここまでは、私の性格的な面だけど…

投資は最初の1回勉強すれば、

  1. プロ以上の運用成績が望めること
  2. 労働収益よりも資本収益の増加率の方が大きいこと
  3. インフレのリスクヘッジになること
  4. 投資の資産は守られること
  5. 所得税率が一定であること

など、ここにも投資を選んだ根拠があります!

…と、もっともらしいことを言ってみる笑

投資の資産配分は?

「どの会社の株を買えばいいの?」と思いたいのはわかるのですが、それはまだなんです泣

まずは株や債券、金、現金など、目標達成のためには何をどんな比率で持つかが重要で、これが運用成績の90%を占めると言われている。

これは、年齢とともに変わっていくもので、私であれば40~45歳くらいまでは株式100%の資産配分で行こうと思ってる。

つまり、債券や現金を持たないハイリスク・ハイリターンの運用方法!

そんなので大丈夫なの?と、またまた思われるかもしれないけれど、

ここにも根拠はあって、株式を20年以上保有した場合に元本割れしたことは無いというデータが基になっている。(米国の話だけどね)

50歳くらいになった時には、株式50%、債券30%、現金20%くらいかなぁーと、なんとなく思っている。

今は株式100%で保有しているので、今のところあまり深くは考えていない笑

何の商品を買うか?

ここまできて、やっと「何の株を買うか?」というものが出てくる。

だけど、「何の株を買うか?」なんてものは1番簡単な問題だと思う。

ここにはすでに理論的な答えが存在していて、「現代ポートフォリオ理論」に基づき、全世界の企業の時価総額加重平均で株式を保有するようにした。

まぁ、またここで勉強が必要なんだけどね笑

どうやって株を保有するか?

さて、「何を買うか?」という問題に答えは出たけれど、世界中の企業の株式を片っ端から買い付けていたのでは、為替手数料も売買手数料も膨大な額になる。

なんといっても、そんな時間はない笑

企業の時価総額を調べるのも、常に時価総額通りに保有するよう調整するのも大変だし笑

そこで投資信託を利用するようにした。

なんと今では世界中の企業の株式を1本の投資信託で保有できるではないか!

そして、そのコストは年間0.1%以下という格安な手数料なんですよ、そこの奥さん。

しかも、常に企業の時価総額どおりになるよう調整してくれるサービス付き!

面倒くさがりの私のために作られた商品と言っても過言ではない笑

ということで、投資信託を利用して株式を保有することにしてみた。

取り崩しの戦略

ここが最も難しいし、失敗ができないところだと思っている。

運良く目標額を達成できたとして、築いた資産をどう取り崩していくか。

  1. 生活費としていくら必要か?
  2. 健康だろうか?医療費はどのくらい必要か?
  3. 将来の税率はどうなっているか?

などなど…不安が尽きない今日この頃。

ここを考慮して最初に書いたトリニティ・スタディをベースに取り崩していくことにしようと思う。

トリニティ・スタディ(米国)では年間4%ずつ資産を取り崩しても20年後に98%の人が資産を残していられた

しかも中央値では資産が増えていた笑

(お金を使っているのにお金が増えていた笑)

日本の場合には不安があるので3%程度の取り崩しにした方がいいかもしれないけれど、1億円あれば300万円使っても資産は減らないのだ。

微々たる額ではあるが年金もあるし、まぁ、何とかやっていけそうではある。

FIREへ向けて

資産形成には時間がかかる…というより、「時間」をかけるしかない。

これは勉強していくに従って理解できるようになるけれど、

「資産形成なんていつ始めても同じでしょ?」とか「退職が近くなったら考えなくちゃ」と思っている人が多いと思うけれど、たぶん私のように後悔します笑

なぜならば、考えるのが1年遅れるだけで将来が大きく変わるから。

(このあたりは複利を知るとわかる)

10年前に戻れたらなぁー、と後悔しつつも、今気がつけて良かったと思っている今日この頃です笑

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